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第三巻「愛の空間」少女の決意 森の学校 [アナスタシア]

第三巻「愛の空間」

この本に関するブログを書こうと思った直接の動機は、
以下のような文章に出会ったからです。

「あなたが書く本は、表面的には気づかれることはないけれど、
大勢の人々の中に光と善良な気持ちを呼び起こすように
文字が配列され、組み合わされる。
これらの気持ちには心身の病を克服する力があり、
新しい気づきをもたらす。
未来の世代は生まれながらにしてその気づきをもつ。」

このシリーズを読むと、心が癒され、さまざまな気づきがあり、
勇気が湧くとともに、偉大な叡智に触れている感じがします。



この第三巻「愛の空間}の内容

愛の空間 (響きわたるシベリア杉 シリーズ3) (アナスタシア第3巻) (響きわたるシベリア杉シリーズ)


著者、ウラジミール。メグレ氏は、再びシベリアの奥地を目指しました。

そこで、案内してくれた30代の青年から、思いもかけない
「アナスタシア」とその案内人とのことを聞かされ、
非常に驚くとともに、その内容にのめりこみました。

その案内人、アレクサンダーは、アナスタシアが住む近くの村の出身で
大学院を出たインテリです。

その彼は、すでに「アナスタシア」の本を読んでいました。

そして、良かれと思って、6人の科学探検グループと
ヘリコプターの操縦士2人を、案内しました。


彼らは、闇の使者で「愛の空間」を汚す者たちでした。


そして、神のように振舞うアナスタシアの前で、
「天国」と「地獄」を体験するのです。

著者のメグレ氏は、アレクサンダーの話しを聞いた後、
ボートで目的地の対岸に着き、森で脚に怪我を負いながら、
アナスタシアに再会します。


そして、よちよち歩きの息子にも会うことができました。


そこで、子供の教育や父親の役目について考えました。

また、多くの読者や読者会(サポート・センター)からの質問の手紙を基に、
アナスタシアから多くの叡智の言葉を聞きだすことができました。


第三巻の目次

目次は、以下のとおりです。
再びタイガへ
くだらんことに金は出さんぞ
招かざる客
宇宙の音
女性ご先祖の霊
光の勢力
捕らえる
地獄を見る
言葉が運命を変えるとき
あなたの幸せを自分で創り出しなさい
われわれはいったい何者?
人間が創りあげたミュータント
新しい朝は新たな人生のはじまり
父親の役割とは何か?
魂を教えてくれる鳥
システム
幸せのビジョンを人生に
シチュティーニン先生
何に同意し、何を信じる?
チャネラーたちについて
みんなが森へ?
アナスタシア・センターについて
シャンバラを再創造しなさい
アナスタシア、きみはいったい誰?
著者から読者のみなさまへ

以上です。


特に印象に残った箇所についてコメントします。


あなたの幸せを自分で創り出しなさい

アニュータの人生のプログラム

案内人のアレクサンダーが「天国」と「地獄」を見た後に
遭遇した素晴らしい物語です。


それは、小さな病弱の少女(アニュータ)が、
自分を捨てて遠くに行ってしまった母親に対する
「愛」を実現するためのヒントを
アナスタシアからもらいました。


そして少女の住む場所を「愛の空間」にするために活躍する物語です。


この考えと実行内容は、私達の社会のどこでも適用できるものです。

シベリアの奥地に移り住むよりも、
人々が棲む各自の身の周りを「クリーン」にすること、
が一番大切です。



幸せのビジョンを人生に

森の学校

これは、アナスタシアが唱える「愛の空間」を、
教育の場で実現している「森の学校」です。

ここの指導者(ミハイル・ペトロヴィチ・シチュティーニン先生)が、

アナスタシアと同じように神や宇宙そして
世界や自然や社会のことなどを考えていて、
そのコンセプトで子供たちを教育、

いや、

共に創造することを通じて学ぶ、

という姿がこの学校にあります。


現在、世界には様々な特殊な能力を育てる学校・教育機関があります。

また、落ちこぼれを救済する機関や学校もあります。

しかし、この「森の学校」は、

「創造を通じて学ぶ」

ということに徹しています。


ここの自分たちが学ぶ校舎や建物を学生自ら設計して自分で建てる。

食事のための作物を自分で育てる。

勉強・教科は教えあう。

ダンス、劇、合唱を共にして楽しむ。

そうです、ここは「愛の空間」の別の形の表現です。


ここに入ると、皆が

「癒される」

のです。



シャンバラを再創造しなさい

植樹でふるさとを再生

アナスタシアは、メグレ氏に

「ロシアのノヴォシビルスク市のすべての住民に
『シベリア杉の実』
を配って発芽させて、
鉢植えから次第に街路に植樹できるように育ててもらう。

杉は1500年以上生きるから、素晴らしい風景をつくる事ができる」

という趣旨の提案をしました。


「幾世紀にもわたって、この街を見るために
世界中から人々がやってきて、
その聖なる木々に触り、
そこに住む幸せな人々と言葉を交わす」(引用ページ282)


「今日までに起こったすべての奇跡の中でも、
住民が特別な愛情と思いやりと魂を込めて木を育て、

化石のように硬直化していた街を、

愛の次元(空間)、本物の、生きた、世界の神殿に

変えた話などは、誰も聞いたことがない。

この奇跡のためには、聖なる気づきが必要となる。

だから、ひとり一人の内に、それが起こるようにしてほしい。

そして、彼らが自分自身の目的と宇宙の目的について
理解するように助けてあげて」(引用ページ285)


「(ノヴォシビルスクだけでなく)どの都市もこのようにして生まれ変われる。

これらの行動が実行されるためには、

これまでとは異なる意識が人々の中に根をおろさなければならず、

それができれば、人々は街の顔を変えていくことになる。・・・」(引用ページ286)


この箇所は、日本に最も必要な

「地方創生」

にもヒントになるのではないでしょうか。


また、「ふるさと」というものの意味、

人間ひとり一人にとって消すことのできない生誕地、生育地、

それは母親の胎内と産道のようなものでしょう。


「創造主がどうやってすべてのものを創造したんだい?

そして彼は人間にどんな道具を創造のために与えたんだい?」(引用ページ290)

「意識が、偉大な創造主の主要な道具よ。

そして人間にはその意識が与えられている。

魂と直感と感情、そして最も大切なものである気づきの純粋性、

これらに意識が呼応したときに創造が起こる。

以下略」(引用ページ290)



このように、一口に言っても、具体的には大変難しいものがあります。

私達、現代人は、「プライド(自尊心)」の塊です。

また、「我(セルフィシュネス)」が抜けていません。


次の第四巻では、これら私達の未知の領域を踏まえて、
共同の創造(コ・クリエーション)の
素晴らしい展開がされています。



*******

著者

著者について、アマゾンの「BOOK」データベースよると、

「著者は、ウラジーミル・メグレ Vladimir Megre

1950年、北ウクライナのチェルニゴフに 生まれる。
ノヴォシビルスクを拠点とする シベリアの起業家。
80年代終わりに河川用汽船による通商を始め、
1995年にオビ川沿いの土手でアナスタシアと出会う。

タイガの森の奥深くで3日間を共に過ごし、
その経験をもとに、1996年にAnastasia を自費出版、
The Ringing Cedars of Russia シリーズ(現10巻)を刊行。

大きな反響を呼び、10年間で1100万部を超え、
20か国で翻訳出版されている」

とのことです。

この本は、特別な宣伝広告はしていませんが、
ヨーロッパをはじめ米国、カナダ、オーストラリアなどに、多くの読者がいます。


*******

第一巻から第三巻までの日本語翻訳は、ベテランの水木綾子さんの訳で
非常に読みやすく言葉がこなれていると思います。
アナスタシアが女性なので、
特に言い回しや表現が優れていると思います。


日本語の翻訳は、第四巻からロシア語からの直接の翻訳になり、
[にしやま・やすよ] さんが挑戦されました。
非常に読み易い内容です。
ロシア通の訳者です。

私見ですが、ペーパーバックの英語版には、
イラストや写真などがありイメージが湧きやすいと思いました。

また、ロシアの言語・文化・生活・歴史などについての注釈が豊富にあり、
参考になります。


英語のKindle版は安いです。

しかも第一巻に限っては「無料」「フリー」です!!!

ただし、注釈やイラスト・写真はありません。

Anastasia (The Ringing Cedars Of Russia Series)

英語のペーパーバック版との違いは、よくわかりませんが、
第四巻の中の「三つの祈りのことば」を比較すると、
Kindle版が好きです。

毎朝、散歩でこの英語の祈りを読んでいます。
朝の祈りに最適です。

******

日本語の監修者、岩砂晶子さんが、
株式会社直日(www.anastasiajapan.com)を経営しておられ、
シベリア杉のオイルや各種の案内活動をされています。

*****

また、ウラジミール・メグレさんの日本語を含む多言語の

公式サイト(www.vmegre.com)があり、

ここでは、ビデオや写真などが豊富に掲載されていますので、
どのような雰囲気か、状況がつかめると思います。

また、ロシア語が分からなくても、
フォークソング、フォークダンス、パーティ、1ヘクタールの農園付き住居、
自家農園で育った果実、シベリア杉の実のオイルの収集と抽出、

など、ビデオや写真でよく分かるようになっています。

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